2020年東京五輪で米国の選手団が東京・世田谷区の運動場を事前キャンプや大会期間中の練習場として使うことが決まり、23日に区と米五輪委員会による契約締結式が行われた。
東京五輪のキャンプ場として正式に契約を結ぶのは都内では初。締結式には、保坂展人区長やアラン・アシュレイ米五輪委団長などが出席し、契約確認書に署名した。区と交流協定を結んでいる群馬川場村も練習施設を提供することになり、外山京太郎村長も共に署名を行った。契約締結日は9月30日。
米国選手団は、区立大蔵運動場(大蔵4の6の1)の体育館、野球場、陸上競技場、温水プールなどや、大蔵第二運動場(同4の7の1)の体育館、テニスコート、トレーニングルームなどをそれぞれ使用する。使用期間は五輪選手団が20年7月4~8月15日、パラリンピック選手団が同8月19~24日。具体的なキャンプ実施競技の選定については、今後調整する。区は、選手団の受け入れと五輪後の区民の利活用に向けて大蔵運動場の改修を進めている。
区は東京五輪での米国のホストタウン登録をしており、大会期間中は選手と区民の交流や応援を通じ、スポーツ・文化の両面で国際交流に取り組む。24日の定例記者会見で保坂区長は「五輪を機にスポーツはもちろん日米のさまざまな交流を深めていきたい」と語った。
0 comments :
コメントを投稿