札幌市は「スポーツ施設配置・活用計画」の18年度の策定に向けて、現在市が所有しているスポーツ施設47施設の利用状況や老朽化具合などの調査に着手する。
10日に「札幌市スポーツ施設配置・活用計画策定支援業務」の委託先を決める公募型プロポーザル手続きを開始した。同計画には施設の建て替えや廃止の方針を盛り込む予定だ。
業務では、計画策定時に施設の建て替えや廃止の判断材料とするため、47施設の維持管理や改修などにかかるコストの比較を行い、建て替えも視野に入れたシミュレーション資料を作成する。将来的な人口減少や人口構造の変化などを考慮した施設の需要予測を行い、スポーツ施設の必要総量を算出して配置計画を検討する。これらの検討成果を踏まえ、施設配置・活用計画の素案をまとめる。
検討対象となる施設の内訳は、▽体育館12施設▽屋内競技場1施設▽スケートリンク3施設▽カーリング場1施設▽温水プール8施設▽野球場3施設▽庭球場5施設▽その他夏季スポーツ施設(サッカー場など)8施設▽冬期スポーツ関連施設(スキージャンプ競技場など)6施設▽スポーツ交流施設1施設▽藤野野外スポーツ交流施設1施設と、札幌ドーム。このうち、3施設が夏と冬で異なる機能の施設として活用されている。
18年度に策定する計画では、施設の課題や現状を分析し、今後5年、15年、30年の間に実施する施設整備のスケジュールを示す予定。
同計画策定支援業務の公募型プロポーザルでは、企画提案書の提出を16日までスポーツ局スポーツ部企画事業課企画担当係で受け付ける。25日に行うプレゼンテーションを経て委託先を決定する。業務の履行期限は18年3月30日。
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