東京都は2日、報道機関向けに環状2号線の現場見学会を開いた。12月18日に全線開通する予定で現在、中央区築地5~港区新橋4区間の工事が最終段階に入っている。工事区間には延長1840メートルの「築地虎ノ門トンネル」(中央区築地5~港区虎ノ門1)が含まれる。築地側のトンネル出入り口やトンネル内を換気する施設などを公開した。
築地虎ノ門トンネルは港区新橋4から虎ノ門1までの790メートルが開通済み。今回の工事で新橋4から中央区築地5までの1050メートルを掘削した。往復4車線で、1日当たり3万9000台の交通量を見込む。
換気所は新たに開設する築地側出口付近(築地5)に位置。RC造地下3階地上3階建て延べ3040平方メートルの規模で、高さ45メートルの換気塔も併設している。地下1階でトンネル内の空気を取り込み、地下3階まで送風。ちりなど浮遊粒子物質を取り除いた後、排風機を使って換気塔から屋外に排出する。
中央区築地5~港区新橋4の工期は当初、年度内としていたが、前倒しで完成する。都建設局の近藤拓也環二工事課長は「工程管理を徹底し、一つ一つの工事を隙間なく実施した。『一日でも早く』という合言葉の下、作業員の皆さんと進めてきた結果だ」と話した。
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