川崎市は8日、「等々力緑地再編整備・運営事業」を576億9700万円(税抜き、以下同)で東急を代表とするグループが落札したと発表した。一般競争入札(WTO対象、総合評価方式)で選定。球技専用スタジアムなどをPFIのBTO(建設・移管・運営)とRO(改修・運営)で整備・運営する。今月下旬に基本協定、2023年3月下旬に事業契約を締結する。事業期間は53年3月までの30年間を予定している。予定価格は576億9762万円だった。
落札者は「Todoroki Park and Link」。東急が代表企業で構成企業は▽富士通▽丸紅▽オリックス▽川崎フロンターレ▽グローバル・インフラ・マネジメント▽大成建設▽フジタ▽東急建設-の8者。協力企業として▽梓設計▽東急設計コンサルタント▽オオバ▽東急コミュニティー▽東急スポーツシステム▽DeNA川崎ブレイブサンダース-の6者が参画している。
提案によると主な整備施設(運営権設定施設)は、運動施設が球技専用スタジアム、新陸上競技場、新とどろきアリーナ、スポーツセンター、プール、ストリートスポーツパーク。園路・広場ではアクティビティループ(園路)、キッズパーク(子どもの遊び場)、インクルーシブパーク、芝生広場。修景施設では親水空間、植栽。便益施設としては駐車場、自由提案施設(飲食、物販など)を想定している。
事業予定地は中原区等々力1ほか。事業予定区域面積は約43・5ヘクタール(都市公園約36・6ヘクタール、拡大区域面積約6・9ヘクタール)。想定スケジュールは既存施設の解体・撤去が26年4月~30年3月、設計・建設が30年3月まで。維持管理・運営期間は23年4月~53年3月。再整備などの対象施設は整備完了次第、供用を開始する予定だ。
source https://www.decn.co.jp/?p=147655
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