2023年2月22日水曜日

山陽小野田グリーンエナジー、山口県山陽小野田市/木質バイオマス発電所建設で協定

西松建設の子会社である山陽小野田グリーンエナジーと山口県山陽小野田市は20日、木質バイオマス発電所建設の協定を結んだ。発電所の設計・施工は西松建設が担当し、山陽小野田グリーンエナジーが運営する。6月の着工、2024年7月の操業開始を目指す。同社は、主に山口県内で集材される間伐材や林地残材などの未利用材を利用することで、新たな木材の需要の創出、地域の雇用促進に貢献していく。
同日、山陽小野田市役所で開かれた調印式には、藤田剛二市長、山陽小野田グリーンエナジーの神谷拓生社長、西松建設の跡部芳明中国支店長、立会人となる縄田浩之山口県商工労働部企業立地統括監らが出席。藤田市長と神谷社長、縄田統括監が進出協定書に調印を交わした。
席上、藤田市長は「カーボンニュートラルに貢献する事業が展開され、地元の雇用にも貢献する素晴らしい企業に立地していただけることに感謝している。スムーズに建設、操業できるよう、山口県とも連携しながらできる限りの支援をしていく」と期待を寄せた。
神谷社長は「今回の進出は、地域に新たな産業や雇用を創出する重要な取り組みになると感じている。これまで活用していなかった未利用材を使用することで、新たな木材の需要が生まれると考える。山口県内の素材関係者と協力しながら新しい雇用、事業を創出していきたい」と意欲を示すとともに「今回の協定に基づき、地域貢献、雇産業振興、雇用促進に努めていく」と決意を語った。
建設地は山陽小野田市高畑北畑77の111ほか。山口県と同市土地開発公社が管理する小野田・楠企業団地内の敷地1万1176平方メートル。山陽小野田グリーンエナジーは、発電した電気を固定価格買い取り(FIT)制度で中国電力に売電する。
西松建設では、30年度までに二酸化炭素(CO2)排出量の実質ゼロ達成を掲げており、脱炭素化社会に実現に向けて、再生可能エネルギー発電事業でのエネルギー創出に取り組んでいる。今回の事業を通じ、今後さらなる連携による地域活性化、脱炭素社会の実現に貢献する取り組みを展開していく。

調印式のようす(左から藤田市長、縄田統括監、神谷社長)

source https://www.decn.co.jp/

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