ノルディックスキーのジャンプで日本の女子選手が初めてワールドカップ(W杯)個人戦の表彰台を独占した。5日のドイツ・ビリンゲンの大会で、6季ぶりに優勝した伊藤有希(土屋ホーム)、2位の丸山希(北野建設)、3位の高梨沙羅(クラレ)の3選手が立ち並んだ▼W杯で女子の部が始まったのは2011~12年シーズンから。この日は勢藤優花(ヤマチューン)選手も10位と健闘し、出場した日本勢全員がトップ10入りの快挙を達成した▼丸山選手は膝のけがで22年12月にW杯へ復帰したばかり。同2月の北京五輪は断念せざるを得なかった。リハビリに励み、苦難を乗り越え、憧れてきた2人の先輩たちと一緒に、世界の舞台で初の表彰台に上ってみせた▼「こんなに最高の景色が見られるなんて、1年前はまったく想像できなかった」。配信記事にあった丸山選手のコメントから万感の思いが伝わった▼所属先の北野建設スキー部は、世界で活躍するトップ選手を数多く輩出してきた。部の理念は選手育成と競技の国際的な発展。悲願のW杯1勝を目指す丸山選手の活躍と合わせ、スキー競技の盛り上がりを応援したい。
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