リコーは東京・銀座にある「三愛ドリームセンター」を建て替える。完成から60年が経過した建物の老朽化状況を考慮した。3月から約2年をかけて解体する。新たなビルには外観デザインなどを引き継ぐ方針。設計は建築家の小堀哲夫氏。竹中工務店が解体と新築施工を担当する。完成は2027年2月を見込む。 三愛ドリームセンターの所在地は中央区銀座5の7の2。銀座四丁目の交差点に面する。リコー創業者の市村清氏が婦人服の三愛などを含めた「リコー三愛グループ」のシンボルとして整備。竹中工務店の施工で1963年に完成した。 建物は地下3階地上9階建て。日建設計の林昌二氏(1928~2011年)が中心となって設計を手掛け、外壁にガラスを採用した円筒形のデザインが特徴となっている。現在は商業施設で構成し、高層部にはリコーが運営するアートギャラリーが入っている。 新たなビルには円筒形の外観デザインを引き継ぐ方針。リサイクル資材や国産木材を採用し、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)Readyの取得も視野に入れる。具体的な建築計画は今夏に公表する。山下良則社長は「リコーらしく、銀座の街にふさわしい新たなランドマークを作ることを目指す」とコメントした。
三愛ドリームセンター(報道発表資料から)source https://www.decn.co.jp/
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