2023年2月3日金曜日

梓総合研究所、ぴあ/次世代パノラマビューシステム開発、観覧席からの見え方確認

梓設計の全額出資子会社の梓総合研究所(AIR、東京都千代田区、田中明彦社長)とぴあは、イベントのチケット購入時に観覧時の見え方を確認できる次世代型パノラマビューシステムを開発した。チケット購入時の体験価値向上やデータマーケティングの推進が狙い。顧客購買データを収集・分析して、スポーツビジネス経営に生かすことや、建築3Dデータの活用促進なども見据える。
「Seating Experience Assistant Technology(シーティング・エクスペリエンス・アシスタント・テクノロジー)」は、ドラッグやマウス操作で直感的に前後左右360度の見え方を確認できる。スタジアムやアリーナなどの3Dモデルや、梓設計が開発した観客席や段床を生成できるプログラム「Bowl Program」、ぴあのチケッティングシステムを融合して実現した。東京ヤクルトスワローズの公式チケット販売サイトに実装した。
今後、さまざまなイベントなどで実践していく。将来的には、観戦体験価値向上と混雑緩和に向けて、席ごとの見え方やトイレまでの距離なども付加していく見通し。メタバース(3D仮想空間)上のスタジアム・アリーナを活用したデジタル広告などの展開も見据える。

パノラマビューのイメージ(報道発表資料から)
source https://www.decn.co.jp/

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