JR西日本は25日夜、奈良線(京都~木津)で進めている第2期複線化事業(14キロ)の内、JR藤森駅~六地蔵駅間で線路の切り替え工事を行った。約600人の作業員がレールを撤去したり、ずらしたりする工事を行い、26日朝に作業を終えた。これにより第2期区間の複線化が完了し、3月18日のダイヤ改正に合わせて開業する。
切り替え工事は、25日午後9時過ぎに京都駅~城陽駅間の全列車を運休させた後、同9時20分ごろから開始した。切り替え延長は約710メートル。土木軌道工事などは10班、信号や架線など設備工事は9班に分け、約9時間をかけて線路を複線化した。
JR藤森駅付近では、既存の線路を最大1・7メートルずらす作業が行われ、作業員がレールの下にバールを差し込み、掛け声に合わせて少しずつ線路をずらしていった。
第2期事業は2001年3月に開業した第1期区間(8・2キロ)に続き、13年度着手。整備区間はJR藤森駅~宇治駅間(9・9キロ)、新田駅~城陽駅間(2・1キロ)、山城多賀駅~玉水駅間(2・0キロ)の計14キロ。利用客が多い京都~城陽間はすべて複線になる。第2期の開業で奈良線(34・7キロ)の64%が複線化する。
京都駅のホーム拡幅や六地蔵駅の駅舎移設、玉水駅と山城青谷駅の橋上化なども進めた。事業費は約397億円。
土木軌道工事は清水建設、西松建設、大鉄工業、淺沼組、鉄建建設、フジタ、吉村建設工業、電気工事は西日本電気システム、日本電設工業が担当。
source https://www.decn.co.jp/
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