大河津建設(新潟県燕市)は、ベトナム人作業員にも分かりやすく危険を知らせる看板を製作して、北陸地方整備局発注で自社が手掛けた「燕・弥彦水管橋橋台受託工事」の現場に設置した。設置したのは「ふみはずし注意」「すべる注意」の2種類。看板にはイラストと日本語、ベトナム語を記載。ベトナム人からは「イラストでも理解できるが母国語で書かれているのでより内容が分かるのでありがたい」と言ってもらえたという。この取り組みは9日に開催した北陸整備局信濃川下流河川事務所の施工研究発表会で紹介され高い評価を得た。
燕・弥彦水管橋橋台工事の現場には下請企業から5人のベトナム人技能実習生の入場があった。
作業の様子を見ていると、下請企業が研修を実施しているため特に問題はなかったが、大河津建設の現場担当者が安全関係の話をした際に言葉がうまく伝わらず意思疎通が難しく、危険な場所を知らせる注意喚起看板の内容は理解できないのではと感じたという。
そこで、イラストと日本語、ベトナム語を記載した看板を製作して危険な場所に設置することにした。看板設置後に新たにベトナム人技能実習生の入場があったが、よく内容が分かると言ってもらえたという。
大河津建設の現場担当者は「これからは外国人技能実習生と一緒に仕事をする機会が多くなる。今回は注意喚起の看板だけだったが、新規入場時の資料や点検表など現場入場者全員に内容を理解してもらいたい書類は多々ある。これらについても周知の方法を考えていきたい」と話している。
燕・弥彦水管橋橋台受託工事は、新潟県燕市・弥彦村東郷浄水場の建設に伴い、取水施設部分の橋台とその周辺の護岸などを設置する工事。2021年8月18日~22年6月30日の工期で行い、既に完成している。
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