2023年2月27日月曜日

全建協連/女性用ユニホームデザイン入賞作品発表会開く、6件をショー形式でお披露目

全国建設業協同組合連合会(全建協連、青柳剛会長)は「建設業で働く女性のためのユニホームデザインプロジェクト」の入賞作品発表会を22日に東京都新宿区の東京モード学園の校舎内で開いた。同校の学生がデザインし入賞した6作品をユニホームとして制作。ファッションショー形式でお披露目した。若い世代のみずみずしい感性で機能性だけでなくファッション性に優れたユニホームをデザインしてもらい、情報発信することで建設業で働く女性のモチベーションアップや業界の魅力向上につなげたい考えだ。=2面に関連記事
同プロジェクトは5年ぶりの開催。今回は女性技術者・技能者が着用するユニホームのデザインを募集。応募総数334点の中から、最優秀賞を含む入賞作品6点を選んだ。
発表会の冒頭、青柳会長は「今日の発表会の様子をポスターにして、建設業の新3K(給与、休暇、希望)に『かっこいい』を加えた新4Kを積極的に広げていこうと思う」と語った。
審査委員長を務めた建築家の古谷誠章氏は「最優秀賞の作品は男性が着ても映えるようなユニセックスのデザインだ。最近では男女の違いがありながらもそれを超えて共有できる価値が非常に重要になっている。そういったものを示唆した素晴らしい案が選ばれた」と述べた。
前回のプロジェクトでメンズ部門の最優秀賞を獲得した同校卒業生の森美哉子(エムシーアパレル)さんが、入賞作品のデザインのポイントを紹介した。最優秀賞に輝いた田中アリスさん(ファッションデザイン学科2年)の作品は、ユニセックスのデザイン。実際に建設産業で働く人の意見を基に、ポケットを多用し収納力も確保した。田中さんをはじめ入賞者は自身のデザイン画が実際にユニホームとして仕上がったのを見て感動の声を上げた。
発表会には国土交通省の清水真人大臣政務官ら幹部、佐藤信秋参院議員、足立敏之参院議員、建設業界団体の幹部らが来賓として出席。学生から来賓に対して、建設業界に関する質問が飛び出る場面もあり、会場が大いに盛り上がった。

ファッションショーではモデルも学生が務めた
入賞作品をデザインした学生とモデルの集合写真
source https://www.decn.co.jp/

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