2023年2月28日火曜日

鉄道運輸機構北海道新幹線建設局/札幌車両基地事業概要、1・3キロの高架橋型に

鉄道建設・運輸施設整備支援機構北海道新幹線建設局は、北海道新幹線札幌車両基地の事業概要を明らかにした。車両基地は札幌駅~苗穂駅間に延長約1・3キロの高架橋型で整備し、雪対策として高架橋に防雪上屋を建設する。6月の着工を予定している。
23、27の両日に開催した地域住民向け説明会で明らかにした。
車両基地は、札幌駅側から▽車両を留置する「着発収容庫」▽車両の検査や融雪作業などを行う「仕業検査庫」▽保守用車両を整備・留置する「保守基地」-で構成し、札幌駅~苗穂駅間の在来線南側に高架橋で整備する。高架橋の延長は約1・3キロ、地上からの高さは7・5~8・9メートルで、防雪上屋を含む最高高さは約22メートルを想定。幅は札幌駅に近い着発収容庫手前で13・2メートル、最も広い仕業検査庫の札幌駅側付近で30・0メートルを見込む。
今後、工事説明会を実施し、6月に工事着手する予定。高架橋・防雪上屋本体工事は2027年度末に完了し、その後、設備工事や検査、試運転を経て30年度末の完成を予定している。
同工事は同局で初めて技術提案・交渉(施工予定者が設計を支援するECI)方式の技術協力・施工タイプを採用し、鹿島・飛島建設・岩田地崎建設・中山組JVが優先交渉権者に選ばれ、昨年5月に技術協力業務の契約を結んでいる。

札幌車両基地の全体イメージ(鉄道運輸機構提供)

source https://www.decn.co.jp/

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