17年度の「優秀施工者国土交通大臣顕彰(建設マスター)」と「青年優秀施工者土地・建設産業局長顕彰(建設ジュニアマスター)」で、500人を超す建設職人が新たに「マスター」の称号を得た。このうち女性は5職種5人(マスター2人、ジュニアマスター3人)。大工、電気工、電気通信工、建設機械運転工、造園工として各地で活躍する「女性マスター」を紹介する。
【女性マスター】
大工・澤口美幸さん
(菱和建設、岩手県)
建物の修繕や現場内の巡視・安全管理に従事。相手の立場に立ち、相手の気持ちになって考えるをモットーに、自分も相手も納得できる道を探る。「現場担当が女性でよかった」との言葉は心の底からうれしかった。感謝を忘れず、現状に満足せず、これからも経験を積み、勉強し、成長し続けたい。(さわぐち・みゆき)
電気工・村上真由美さん
(村上肥電商事、熊本県)
初めての現場で、電気が点灯した時の感動は今でも忘れられない。女性ならではのきめ細かい工事を施し、女性でなければできないことがたくさんある。建設業は断然やりがいのある仕事!。初心を忘れずに、お客さまに喜ばれ末永くお付き合いできるよう、まだまだ努力を続けたい。(むらかみ・まゆみ)
【女性ジュニアマスター】
電気通信工・酒井明子さん
(サンワコムシステムエンジニアリング、東京都)
通信システムサービスはいかなる理由であれ、止められない。多くの人々の大切な命を守るための重要な役割を担っていると常に意識しながら仕事に向かう。受賞は先輩や協力会社の方たちがいたからこそ。働く女性がさまざまな業務や現場で活躍できるよう、もっと可能性を広げていきたい。(さかい・あきこ)
建設機械運転工・鈴木美帆さん
(龍重機土木、静岡県)
車両系建設機械や移動式クレーンなどを操り、河川工や護岸工など土工事全般に従事。オペレーターという職種だから今まで建設業を続けてこられた。女性でもやれること、女性だからできることを見付けることが大事。建設ジュニアマスターの名に負けないように経験を積んでいきたい。(すずき・みほ)
造園工・名越久美子さん
(岡部造園、山口県)
緑化や造園修景の工事を手掛ける。技能五輪に出場し、大変だったがいろいろな技術が身に付き成長できた。作る過程と完成させた時の喜びを感じるようになり、さらに仕事に打ち込めるようになった。会社の皆さんに感謝するとともに、今まで以上に頑張り、楽しく仕事を続けていきたい。(なごし・くみこ)
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