文部科学省は、トップアスリートの競技力向上に向け指定している「ナショナル・トレーニング・センター(NTC)」のうち、2017年度末で指定期間が満了するフィギュアスケートやスキージャンプなど冬季系競技の次期指定施設を決める公募手続きを開始した。
オリンピック競技はスキー(ジャンプ)、スキー(ノルディック複合)、スピードスケート、ショートトラック、フィギュアスケート、アイスホッケー、ボブスレー・リュージュ、バイアスロン。パラリンピック競技はバイアスロンとパラアイスホッケー。指定期間は2022年3月末まで(スケート競技は2020年3月末までで、最大2年間延長)。指定期間内は競技団体が行う選手強化活動に対して優先的に施設が利用できるよう、最大限配慮する。
各競技の国際団体などが定めた施設基準を満たし、トレーニング室・器具などの付帯施設・設備も要件をクリアする必要がある。スキー(ジャンプ)は国際スキー連盟の公認ジャンプ台(ノーマルヒル、ラージヒル)があり、夜間照明やサマージャンプ設備、150㎡程度のトレーニング室を備える必要がある。フィギュアスケートは国際スケート連盟の基準を満たした30×60mの屋内スケートリンクがあり、氷上を整備する機器が設置され上質なコンディションが確保できることなどが求められる。
公募申請書は2018年1月9日まで、スポーツ庁競技スポーツ課で受け付ける。選定委員会で書類審査を実施し、原則1競技1施設を指定する。
現在の冬季競技NTCはスキー(ジャンプ)が札幌市ジャンプ競技場(大倉山、宮の森)、スピードスケートが長野市オリンピック記念アリーナ(エムウエーブ)と明治北海道十勝オーバル(帯広の森屋内スピードスケート場)フィギュアスケートが中京大学アイスアリーナ(オーロラリンク)、ショートトラックが帝産アイススケートトレーニングセンター、アイスホッケーが苫小牧白鳥アリーナ、ボブスレー・リュージュが長野市ボブスレー・リュージュパーク(スパイラル)、ノルディック複合が白馬ジャンプ競技場・クロスカントリー競技場、バイアスロンが西岡バイアスロン競技場。
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