2017年11月9日木曜日

【事業主体はぴあ、三菱地所と土地賃借契約締結】MM21地区38街区の大規模アリーナ、12月着工

チケット販売やイベント企画などを手掛けるぴあ(東京都千代田区、矢内廣社長)が横浜市西区のみなとみらい21地区で計画している大規模コンサートアリーナが12月に着工する。

 同社は9日、土地を所有する三菱地所と33年間の賃借契約を締結したと発表。17年12月~50年11月の期間に総額181億6400万円(年平均5億5000万円)を三菱地所に支払う。

 アリーナの建設地は横浜市西区みなとみらい3-2(38街区)。横浜銀行本店ビルや三菱重工横浜ビル、横浜ランドマークタワーなどと近接する。1万2000㎡の敷地に、RC造一部S造地下1階地上4階建て延べ約2万1000㎡の建物を整備。収容人数は着席時で約1万人を予定している。
アリーナ内部の完成イメージ(ぴあHPより)
初期投資額は約100億円。設計・監理は佐藤工業、とお一級建築士事務所(仙台市青葉区)、施工は佐藤工業が担当し、東京五輪が開かれる20年春の開業を目指す。民間企業が単独で1万人規模のアリーナを建設・運営するのは国内初という。ぴあはこれまで培ったエンターテインメントビジネスのノウハウを生かし、新しいタイプの音楽アリーナの実現を目指す。舞台装置の搬入や設営の効率化などに配慮した動線計画などを重視する。
アリーナ内部の完成イメージ(ぴあHPより)

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