2017年11月24日金曜日

【増築部分は延べ8・4万平米】新千歳空港国際線旅客ターミナル再整備の概要明らかに

 新千歳空港ターミナルビルディングが北海道千歳市美々で計画している「新千歳空港国際線旅客ターミナルビル施設」の再整備概要を公表した。

 整備後の規模はS造8階建て延べ14万4500平方メートル。このうち1~4階のターミナル部分が延べ12万4000平方メートル、4階の一部と5~8階のホテル部分が延べ2万0500平方メートルとなる。総事業費は約650億円を見込む。ターミナル部分は19年8月、ホテル部分は20年1月の供用開始を目指す。

 ターミナルビルの再整備では、既存ターミナルビル(延べ6万1000平方メートル)に延べ8万3500平方メートルを増築する。これにより出発・到着ロビーの拡張や商業施設の拡充、出・入国エリアの施設機能強化などを図る。チェックインカウンターは現在の47ブースから74ブースに、保安検査レーンは4レーンから9レーンにそれぞれ増設する。

 4~8階部分に新設するホテルには海外からの富裕層向けに客室180室を設け、温浴施設やスパなどを併設する。工事はターミナルビルの増築とホテルの新設を行うA工区、ターミナルビルの増築のみを行うB工区、既存ターミナルビルの改修と増築を行うC工区の3工区に分けて進める。

 施工はA工区を大林組・戸田建設・萩原建設工業・伊藤組土建・田中組・菱中建設特定JV、B工区を岩田地崎建設・JALファシリティーズ・阿部建設特定JV、C工区を大成建設・宮坂建設工業・山崎建設工業特定JVがそれぞれ担当する。3工区全体の契約金額は517億8000万円。工期は20年3月31日。

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