◇18年夏、十数年ぶりに茶会を開催◇
社員の情操教育や礼儀作法の浸透、社会人としての人格向上などに役立てようと、1965年ごろに創設した。半世紀を超える長い歴史を持つ集まりだ。
「和菓子と抹茶が好き」「美しい立ち振る舞いを身に付けたい」「きれいな着物を着てみたい」-。門をたたいてくる部員たちの動機はさまざまだが、未経験者が入部してくることも多い。入部後は茶道の奥の深さを知り、次々にお茶の世界に引き込まれていく。
流派は表千家。部員は技術部門や製造部門などの社員ら8人(2月時点)。毎週水曜日の業務終了後、滋賀県彦根市の本社にある和室で稽古に励んでいる。
部の代表を務める高田亮氏(写真後列左、機械設計部)は、「お茶だけでなく茶菓子と花も重要な要素。稽古に使う茶菓子は質の良いものを選び、床には常にきれいな花を飾るようにしている」と話す。
今年の夏、十数年ぶりに茶会を開く予定。準備を進めているが、日常業務が忙しく、稽古の時間を十分に確保できないのが悩みのたね。地域住民らを茶会に招き、部員がたてたお茶とお菓子でもてなすことを検討している。
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