2018年3月23日金曜日

【18年夏に県民推進会議設立へ】三重県サッカー協会、4月にスタジアム整備構想の最終報告

 三重県サッカー協会(岩間弘会長)は、サッカースタジアム整備に向けた最終報告を4月にまとめる。鈴木英敬知事に手渡し、協力を求める。20日に津市内で開かれた準備委員会で決定した。今後、県内の政財官関係者に働きかけ、今夏に県民推進会議を立ち上げたい考え。

 県内には、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)加盟を目指しているアマチュア3チームがある。このうち「ヴィアティン三重」は、アマチュアリーグ最高峰の日本フットボールリーグ(JFL)に属している。ただ、Jリーグに昇格するためには、成績だけでなく施設、組織面などで基準を満たし、Jリーグから認定を受ける必要がある。県内には規格を満たすスタジアムが無いため、現状では仮にJFLで優勝してもJリーグに昇格することはできない。

 4月に公表する報告書では、スタジアム建設に向けた方針を示す。2カ所の候補地を挙げ、各種条件を比較検討するとともに、整備に向けた行程表なども盛り込む。資金計画については、県内に有力企業がないことから、民間からの寄付だけで全額を賄う方式を断念、県や自治体から一定程度の財政支出を求めていく方針。

 準備委員会後に会見した岩間会長(=写真)は「県民推進会議には、サッカー関係者だけでなく、産業界や行政関係者らにも参加してもらい、県内一丸となってスタジアム建設を目指したい」と話した。

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