首都高速道路会社が東京都内で整備を進めてきた「高速10号晴海線(晴海~豊洲)」が10日、供用を開始した。
晴海線の全長約2・7キロのうち、湾岸線に接続する東雲ジャンクション(JCT)~豊洲の開通済み区間(延長約1・5キロ)に続き、残る晴海出入り口(中央区晴海2丁目)~豊洲出入り口(江東区豊洲6丁目)までの約1・2キロ区間(片側1車線)が開通し、全線通行可能となった。
同日には晴海出入り口付近で関係者らによる開通式が行われた。式典には同社の宮田年耕社長をはじめ、国土交通省の秋元司副大臣、東京都の長谷川明副知事、中央区の矢田美英区長らが出席した。
宮田社長は「晴海線の開通を迎えられたのは、工事に協力いただいた地元の皆さまなど、多くの方々の支援のたまものだ。臨海部と都心のアクセスが強化され、晴海地区全体の混雑緩和や事故・災害時の迂回(うかい)ルート選択など、さまざまな効果が見込まれる」とあいさつした。
秋元副大臣は「周辺のポテンシャルの高い地域間のアクセスが向上し、さらなる活性化が図られるほか、東京五輪の選手村から競技会場までの効率輸送の面でも期待される」と述べた。
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