全国の建築・デザイン系の女子学生を対象とした卒業設計・製作の公募コンペティション「デザイン女子NO.1決定戦2018NAGOYA」が27、28の両日、名古屋市昭和区のサーウィンストンホテルで開かれた。最優秀賞には、吉本弥由さん(大阪工業大)の「世界はときどき美しい」が選ばれた。
大会は今回で7回目。27日は、1次審査を通過した46作品の中から、2次審査で8作品が選ばれ、公開審査(ファイナル)に臨んだ。それぞれの作品制作者がプレゼンテーションを行った後、審査委員との質疑応答を繰り広げた。
2位は安部遥香さん(筑波大)の「佩帯街区-ミシマが紡ぐ染物の街」、3位は垰田ななみさん(京都工芸繊維大)の「まちに本を読む姿を」が選ばれた。28日はデザイン・プロダクト部門などの各部門の審査、表彰が行われた。
「デザイン女子NO.1決定戦」は、全国の女子学生を対象に都市や建築、インテリア、プロダクトなど空間に関係するデザインを幅広く募集し、日本の“まんなか”である名古屋で競う公開審査会。同決定戦実行委員会事務局(椙山女学園大学)が主催し、総合資格学院らが特別協賛している。
審査委員長を建築家の成瀬友梨氏が務め、建築家の鈴野浩一氏、デザイナーの原田祐馬氏、建築家の金野千恵氏、村上心椙山女学園大・大学院教授の4人が審査委員、デザインディレクターの橋本雅好椙山女学園大・大学院准教授が司会を務めた。公開審査会であいさつした木本昌吾総合資格学院中部本部副本部長は「この経験を生かして、建築・インテリア業界で活躍していってほしい」と期待を寄せた。
最優秀に選ばれた吉本さんは「自分が本当に大切だと思うことを出し切った作品なので、それが伝わったことが何よりうれしい。一緒に悩み、考えてくれた恩師に感謝を伝えたい」と話した。
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