◇後輩に仕事教えるのが楽しい◇
地元・茨城の工業高等専門学校を卒業後に入社。4月で6年目に入る。納入した昇降機が常に安全に機能するよう、定期点検や修理、小規模工事などの維持・更新作業を担当している。
利用者の命を預かる重要な業務だけに、作業中は緊張するが、同行した先輩社員の動きを見ながら少しずつ作業のこつや勘所を習得。だんだん仕事のやりがいと面白さが分かり始めてきた。
入社後に配属された首都圏統括本部東カスタマー技術部品川サービスセンターには女性の技術者が6人いた。その誰もが男性職員と肩を並べ、生き生きと仕事をしていた姿に「いつか自分にもできるようになる」と自信を持った。
16年10月に横浜支店へ配属され、約1年半が経過。横浜市を中心に担当エリアを忙しく飛び回る。
女性のメンテナンス技術者は数が少なく、客先で珍しがられることもあるが、すぐに顔を覚えてもらえる。4人の後輩もでき、彼らを連れて客先を回るようにもなった。「仕事を教えるのは楽しい」とはにかむ。
昨年、国家資格の「昇降機等検査員」を取得。4月から昇降機設備の定期検査・点検に1人で出向けるようになる。
ICT(情報通信技術)やAI(人工知能)などの技術革新で、昇降機設備も日々進化している。「常に勉強していないと置いて行かれる」と気を引き締め、きょうも仕事に臨む。
(わたなべ・ゆき)
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