三井住友建設は作業着を全面的にリニューアルした。現場に勤務する女性職員の声を反映し、機能性とデザイン性を両立。上下ともベージュだった色をツートンカラーに変え、パンツはグレーに変更した。
4月から順に切り替えていく。作業着のリニューアルは、2003年に三井建設と住友建設が合併してから初めて。
新しい作業着は通年仕様。夏場の暑さを軽減するため、袖に透けないメッシュ素材を入れた。パンツは従来のツータックからノータックに変更。腰部分にニット素材を採用し、しゃがんだ時にベルト位置がキープできシャツが出にくいようにするなど、女性ならではのアイデアを取り入れた。
胸ポケットはスマートフォンや野帳、関数電卓が収容できるゆったりサイズ。ウエスト部分のポケットはフルハーネス型の安全帯を着用しても使用できるように位置を工夫し、物が落ちないようにファスナーを付けた。袖口や背中に反射材を付けて夜間作業時の視認性を高めている。
現場に勤務する女性技術職の声を受け、女性職員でつくる「作業着・安全帯を考える会」で16年8月に検討を開始。4月に迎える設立15周年に合わせて新しい作業着を導入する。中心となってデザインを検討してきた駒ケ嶺何千子管理本部人事部課長は、「今秋以降に、防寒着やヘルメットのリニューアルも予定している」と話している。
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