2018年3月19日月曜日

【歴史的建築物を保存・融合】広小路クロスタワー新築(名古屋市中区)などが完成

広小路クロスタワーの外観(写真提供:エスエス)
三菱地所と積水ハウスが名古屋市中区錦に建設していた超高層ビル「広小路クロスタワー」の工事と、「旧名古屋銀行本店ビル」の保存・改修工事が完了した。設計監理は三菱地所設計と竹中工務店、施工は竹中工務店が担当した。

 栄・伏見地区の新たなランドマークとなる広小路クロスタワーの規模は、S一部RC造地下1階地上21階塔屋2階建て延べ4万4243平方メートル。高さは同地区最大級の約100メートル。1、2階は飲食店やビューティースパ、3階からオフィスが入る。三菱東京UFJフィナンシャルグループ(MUFG)名古屋本部は、同本部が入る現施設の建て替えの間、オフィスフロアに一時移転する予定。
旧名古屋銀行本店ビルの内部
昭和元年の1926年に完成した旧名古屋銀行本店ビルは、RC一部SRC造地下1階地上6階建て延べ4875平方メートル。名古屋近代建築の祖として知られる鈴木禎次が設計した。

 名古屋市都市景観重要建築物に指定されている。これまで貨幣博物館として利用されてきたが、大規模な改修・保存工事を行い、結婚式場やレストランが入る「THE CONDER HOUSE」として生まれ変わった。

 最新設備を導入するとともに従来の内装材も一部活用し、クラシックな雰囲気の施設となった。

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