2018年3月29日木曜日

【初弾は有明アリーナなど18施設】東京五輪組織委、競技会場仮設オーバーレイ工事発注へ

有明アリーナの完成イメージ
(提供:東京都、2015年10月時点)
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、20年7月に開会する東京五輪の各競技会場で進める仮設オーバーレイ(観客席、テント、設備、舗装など)設置工事について、発注の基本的な考え方をまとめた。施工者の選定手続きは一般競争入札を原則採用。発注時期は4月、6月、8月の3回に分ける。

 4月中旬に有明アリーナ、海の森水上競技場、茨城カシマサッカースタジアム、札幌ドームなど18施設の工事を実施設計一括で入札公告する。1件に複数会場を組み合わせ、計7件の工事を発注する。工期は8月末から20年12月まで。入札に参加できるのは建設会社、イベント業者、対象製品のサプライヤー。各受注者には大会期間中の維持管理、大会後の撤去・復旧も任せる。
茨城カシマサッカースタジアム
(ⓒ tokyo2020)
仮設観客席の調達は別途行う。五輪に間に合うよう、一部会場では先行工事の受注者に仮設オーバーレイの施工も任せる特別契約を採用する。特別契約の内容は外部有識者の技術的意見を踏まえ、組織委の調達管理委員会で決定する。
海の森水上競技場の完成イメージ
(提供:東京都、2016年5月時点)
4月上旬には、東京ビッグサイトに設置する国際放送センター・メインプレスセンター(IBC・MPC)の仮設オーバーレイ工事を入札公告する。入札時VE提案付き一般競争入札を採用する。工期は7月上旬から20年11月まで。参加できるのは建設会社に限る。

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