東口地下広場の地下2階部分。天井部から渋谷川の河道が突き出ている |
東口地下広場は2層構造で総延べ1600平方メートルの規模。広場の整備によって地下と地上の鉄道乗り継ぎを容易にするほか、鉄道利用客のたまり空間の構築を狙う。地下2階はコンクリート構造物がほぼ完成しているが、地下1階は東急百貨店の地下構造物を解体している最中だ。
天井は渋谷川の河道(コンクリート構造)が突き出ているため、そこを強調するようなデザインの工夫も検討中という。地上の光を取り込むため一部を吹き抜けとする。
広場の大部分は隣接地で建設している再開発ビル「渋谷スクランブルスクエア」初弾の東棟が出来上がる19年秋の完成を予定。広場と地上を接続する階段など一部エリアは、地上部の工事などとの兼ね合いから2020年東京五輪前の完成を目指す。
整備中の雨水貯留槽。奥の配管で集めた水を貯留槽内に流し込む |
地下構造物はほぼ完成しており今後、地上の取水管の整備などに取りかかる。東京五輪までの供用開始を目指す。
区画整理事業の施行面積は5・5ヘクタール。主に駅の東口と西口を再編整備する。東急電鉄を施行代表者にJR東日本、東京メトロも一部の施設整備を施行。同意施行者として都市再生機構が技術支援を担当している。
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