2018年3月23日金曜日

【四本足でどこでもへっちゃら】日立建機、双腕・4脚型建機を試作

 日立建機は2本のアームと四つのクローラーを備え、ビルの解体や金属リサイクル、林業、産業廃棄物処理など多様な用途に対応できる「双腕型建機」の試作機を発表した。

 独立して動く4脚のクローラーを採用し、一般的な2クローラー方式の建機では困難だった傾斜地や不整地での走行や作業で、安定性を高めた。現時点で実用化の予定はないものの、試作機の製造技術や操縦ノウハウなどを新機種の開発に役立てるとしている。

 1台の建機で鉱山やビル解体、産業廃棄物処理など多様な現場に対応したいとのニーズが高まっていることから、2本の腕と四つの脚でより自由に動ける汎用性の高い試作機を開発した。試作機の質量は約9トン。アームや先端に装備するアタッチメントの素材にアルミ合金を採用するなど、部材を軽量化した。

 四つのクローラーが本体をしっかり支えるため、災害の被災地や傾斜地などでも安定的に作業を行える。

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