北海道恵庭市は「柏陽地区複合施設整備基本計画」案をまとめた。多世代の交流・子育て機能を備えた公民複合機能施設を整備する計画で、公園整備を含めた公共機能はDBO(設計・施工・維持管理)方式、民間機能は定期借地方式を活用して整備する。2025年度に事業者を選定し、28年度の開業を目指す。
同市では現在、柏陽団地と隣接する恵央団地の建て替えを進めており、これに伴う余剰地に公共施設の集約・複合化と民間機能の導入により交流・子育て機能を付加した公民複合機能施設の整備を計画している。
計画地は柏陽町4の14ほかの2万0985平方メートルの敷地。公共施設と保育園からなる公共機能と商業施設などの民間機能、公園機能を整備する。
敷地北側には配置する公共機能は、多目的ホールや交流スペースなど公共諸室(延べ床面積1250平方メートル)と保育園(1164平方メートル)で構成。その南側には都市計画公園として整備するかしわぎ公園(敷地6300平方メートル)、公園西側には両施設の利用者・職員用に計110台分の駐車場(3300平方メートル)を整備する。。
公共施設西側に配置する民間機能は飲食店(延べ床面積20~400平方メートル)や物販・ドラッグストア(1200~4000平方メートル)の入居を想定する。
整備に当たっては公共部分がDBO方式、民間部分が定期借地方式を採用。概算事業費には、駐車場を含めた公共諸室整備に約16億9000万円、公園整備に約1億3000万円、保育園整備に約13億8000万円を試算する。
公共諸室の事業期間は設計・施工に2年、維持管理・運営に15年を基本に検討する。民間機能は、民間が土地を賃借し施設の所有権を持った独立採算型の事業を想定。公共諸室を対象としたDBO方式と同じ事業期間を基本に、民間事業者からの提案を受け決める。
from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=169625
via 日刊建設工業新聞
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