2024年12月18日水曜日

奈良県/スポーツ拠点施設整備基本計画策定業務プロポ公告、1月14日まで参加受付

 奈良県は、県立橿原公苑(橿原市)に新設する武道場と弓道場、近鉄橿原線の新駅西側に計画するアリーナなどを含めたスポーツ拠点の整備基本計画を策定する。17日に「スポーツ拠点施設整備基本計画策定業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。橿原公苑全体の整備の在り方や陸上競技場や野球場など既存施設の改修計画も検討する。2025年1月14日まで参加表明書を受け付ける。企画提案書の提出期限は同1月28日。ヒアリング審査を実施した上で、最優秀提案者を選定する。
 計画では、31年に開催予定の国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会に向けて施設整備を進める。橿原公苑では陸上競技場と野球場、多目的広場を改修するほか、駐車場の増設を予定。武道場は公式大会の開催基準を満たす施設とし、武道以外のスポーツ大会が開けるようにする。
 アリーナは県立医科大学の新キャンパス整備に伴い設置される近鉄橿原線の新駅西側に整備する。アリーナの床面積は2500平方メートル、観客席は5000席を想定し、音楽イベントにも対応する。
 参加資格は単体または2者JV。建設コンサルタント「都市計画及び地方計画」部門で登録し、県内に本店や支店、営業所を置くこと。過去10年以内に国や地方自治体が発注した体育施設整備を含めた国民スポーツ大会と全国障害者スポーツ大会に関する基本計画策定業務の履行実績があること。
 25年1月29日にプレゼンテーションとヒアリングを実施し、事業者選定審査会が評価項目に基づいて採点を行う。
 同業務では、橿原公苑全体の整備の在り方として配置計画と動線計画、既存施設のバリアフリー化、駐車場計画、交通計画、防災機能計画などを検討。再生可能エネルギー設備の導入や建物の省エネルギー化の手法などを含めた脱炭素化計画を作成する。武道場と弓道場は施設の機能や規模などを検討する。
 アリーナは機能や規模を整理するほか、収容人数や駐車場計画、交通計画、配置計画、動線計画などを検討し、基本計画を取りまとめる。
 PFIなど民間活力導入可能性調査も行い、最適な手法を検討する。民間事業者の参入意向を把握するため、サウンディング(対話)調査も実施する。事業費の算出や整備スケジュールも検討する。
 履行期間は25年12月26日まで。委託限度額は9240万円(税込み)。




from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=169872
via 日刊建設工業新聞

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