名古屋市は4日、設計・施工一括(DB)方式を採用した「橘小学校等複合化整備事業」の落札者を84億円(税抜き)で徳倉建設・青島設計・長瀬組JVに決定したと発表した。今月中に仮契約し、市議会の議決を経て2025年3月に契約を締結する。徳倉建設JVは同4月に設計を開始、29年4月の供用開始を目指す。
橘小学校(中区橘1の13の12)の敷地内で校舎の建て替えに合わせ、周辺にある生涯学習センターや福祉会館、児童館を集約、複合化する。徳倉建設JVの提案によると、施設はRC+S造地下1階地上5階建て延べ1万0735平方メートルの規模を想定。すべての普通教室にワークスペースを設けることで教室の拡張に対応。建具も全面開放を可能にし、幅広い形態の学習環境に対応できる柔軟性の高い教室とした。ZEB Readyも取得する。
代表企業の徳倉建設はDB方式を含むPPP事業の豊富なマネジメント実績を持つ。敷地周辺を熟知する企業や市内の学校を含む公共施設の豊富な設計実績のある企業と組むことで、地域の特徴を効果的に取り入れた新たな複合施設を実現する。
市は6月に総合評価一般競争入札(WTO対象)を公告し、9月20日に開札。11月25日に総合評価委員会委を開き、徳倉建設JVを優秀提案者に選定した。他に2グループが参加表明したがいずれも辞退した。
from 工事・計画 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=169504
via 日刊建設工業新聞
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