2024年12月9日月曜日

大阪広域水道企業団/25年度から週休2日、原則全ての工事で

 大阪広域水道企業団は企業団発注工事での週休2日の確保に向けて、2025年度から新たに「週休2日工事」を実施する。原則、全ての工事を対象とし、25年4月1日以降の公告案件(早期発注分含む)で適用する。国や大阪府と同様の補正係数を用い、週休2日に要する費用を計上することで、建設業の労働環境の改善や担い手確保といった取り組みを後押しする。
 実施要領によると、対象工事は災害復旧工事や単価契約工事、緊急修繕などを除く、企業団発注の全ての工事。発注方法は原則、発注者指定方式。補正係数は土木工事が労務費で「1・04」、機械経費(賃料)「1・02」、共通仮設費「1・03」、現場管理費「1・05」。月単位での週休2日(4週8休、現場閉所率28・5%以上)の確保を前提に、これらの補正係数を乗じた積算を行い、当初設計金額を算出する。
 ただし工期内のひと月でも達成できなかった場合、通期の補正係数(現場管理費「1・03」、現場管理費以外「1・02」)に切り替え請負金額を変更する。通期で達成できなければさらに当該補正分を減額する。
 受注者は現場閉所計画を前月末までに監督員に提出する必要がある。
 週休2日実施の履行確認は受注者から提出された「現場閉所実績書」「現場閉所報告書」により、工事完了後に監督員が行う。
 天候などによる予定外の現場閉所日も現場閉所日数に含めることができる。週休2日の確保を理由にした工期変更は認めない。




from 行政・団体 – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=169614
via 日刊建設工業新聞

0 comments :

コメントを投稿