自動車運転免許の更新で免許センターを訪れると、デジタル化対応がかなり進んでいることに驚いた。ウェブからの来場予約やキャッシュレス決済、事前のオンライン講習など…▼予約が原則となり、初めの手続きをする入り口付近は混雑が目立たなくなったが、対面で手数料を支払う次の窓口には長蛇の列が。「どうせやるならウェブの事前決済も」とつい小言も言いたくなる▼国土交通省の工事事務所と厚生労働省の地方労働局との意見交換で、ある地域建設会社の女性幹部が「DXで働き方が変わってきた」と話した。復職した女性社員がドローンでの起工測量や3D設計で活躍しているという▼初期投資が伴うだけでなく最新機器を使いこなすための研修も必要だが、現場の仕事が効率化されるなど着実に成果が上がっているようだ。働き方改革の推進にもDXは欠かせなくなっている▼免許センターでは予約者の端末が少なく、予約なしの人の方が次の窓口に早く進めていた。建設業界も同様、DX導入の過渡期にはいろいろと課題も出てこよう。あくまで利用者主体のデジタル化でなければ持続的な効果は期待できない。
from 論説・コラム – 日刊建設工業新聞 https://www.decn.co.jp/?p=169866
via 日刊建設工業新聞
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