竹中工務店は7月2日から、グループ会社の朝日興産(大阪市中央区、岡田恒明社長)を通じて打ち合わせ用の業務テーブルと野菜栽培システムを一体化した「ベジテーブル」を販売する。
植物工場で採用されている自動灌水(かんすい)や照明制御などの技術を活用し、執務空間などで野菜を自動栽培する。社員などに野菜を「育てる」「収穫する」「食べる」体験をしてもらうことで、感性や創造性の活性化や執務環境の改善を促す。
ベジテーブルはA4資料やノートパソコンを置ける幅1545ミリ、奥行き1110ミリ、高さ1000ミリのスタンディング式テーブルの中央に無機培地式水耕栽培装置を配置した。テーブル下部に収納された養液タンクからの養液が給水管と排水管を通って循環するため、業務に影響を与えずに野菜が自動栽培できる。
LED照明の光で野菜を成長させる。成長に効果的な「栽培モード」の光は人の目にまぶしすぎるため、時間を設定して人の目にやさしい「インテリアモード」に切り替えられる。栽培できる野菜の種類はリーフレタス、バジル、ミニトマトなど80種類以上。
同社オフィスを含む3カ所での実証実験で性能を確認済み。実証実験後のアンケートでは、ベジテーブル導入前と比較して空間の快適性や満足度が向上し、知的生産性にもよい影響があったという。
開発を手掛けた同社環境エンジニアリング本部担当者によると「作業の合間にリフレッシュが必要な業種などでのニーズを見込んでいる」という。価格は本体が86万8000円。運搬・設置費、月々のメンテナンス費などが別にかかる。同社は健康的なまちづくりや空間づくりを推進する「健築」をコンセプトの一つに掲げており、ベジテーブルの販売はその一環となる。
植物工場で採用されている自動灌水(かんすい)や照明制御などの技術を活用し、執務空間などで野菜を自動栽培する。社員などに野菜を「育てる」「収穫する」「食べる」体験をしてもらうことで、感性や創造性の活性化や執務環境の改善を促す。
ベジテーブルはA4資料やノートパソコンを置ける幅1545ミリ、奥行き1110ミリ、高さ1000ミリのスタンディング式テーブルの中央に無機培地式水耕栽培装置を配置した。テーブル下部に収納された養液タンクからの養液が給水管と排水管を通って循環するため、業務に影響を与えずに野菜が自動栽培できる。
LED照明の光で野菜を成長させる。成長に効果的な「栽培モード」の光は人の目にまぶしすぎるため、時間を設定して人の目にやさしい「インテリアモード」に切り替えられる。栽培できる野菜の種類はリーフレタス、バジル、ミニトマトなど80種類以上。
同社オフィスを含む3カ所での実証実験で性能を確認済み。実証実験後のアンケートでは、ベジテーブル導入前と比較して空間の快適性や満足度が向上し、知的生産性にもよい影響があったという。
開発を手掛けた同社環境エンジニアリング本部担当者によると「作業の合間にリフレッシュが必要な業種などでのニーズを見込んでいる」という。価格は本体が86万8000円。運搬・設置費、月々のメンテナンス費などが別にかかる。同社は健康的なまちづくりや空間づくりを推進する「健築」をコンセプトの一つに掲げており、ベジテーブルの販売はその一環となる。