近所の小学校が子供たちの日焼け対策に力を入れているという話を聞いた。科学的な研究成果や医学界の指針を踏まえ「生涯にわたり健やかな肌を保つために大切な生活習慣です」と書いた手紙を配布。家庭でも対策をと呼び掛けている▼手紙には肌の天敵、紫外線(UV)B波の防止効果を示すサンプロテクションファクター(SPF)で「15以上」の日焼け止めを薦める。子供の健康を守りたいという善意からだろうし、健やかに育ってほしいと思う保護者は少なくないだろう。ここはひとつ、小学校の思いに応えてみようと思っている▼「ヘルメットのあごひもだと分かる日焼けの跡を残すわけにはいきません」。関西のある土木現場で施工管理に従事するゼネコンの女性職員が、握り拳を作って宣言していた▼高性能な日焼け止めクリームを多めに塗り、首筋が隠れる保護具を身に付け、「完璧な装備」で現場に出るそうだ。対策は百戦錬磨の先輩仕込み。男性職員の関心も大きいという▼6月に入り夏の足音が聞こえ始めた。UVB波のピークは5~8月。熱中症への対策はもちろん、今年は日焼け防止にも気を配ってみては。
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