◇人との接点広げる原点追求◇
神奈川県内で1人暮らしをしていた大学時代は、遊び場はもっぱら横浜周辺だった。就職活動中は東京圏を中心にさまざまな場所を訪れた。
行く先々で感じたのは街ごとに雰囲気が変わるということ。「住む」「働く」「遊ぶ」といった生活の場に接点を持つデベロッパーという仕事に興味を抱く。就職先に選んだいまの会社は不動産事業だけでなく、交通事業やリテール事業も主軸としている。
「人々のライフスタイルの24時間ほぼすべてに接点を持っている」。そうしたことが志望の動機になったとする。
入社後の数年間はオフィスビルのテナント営業を担当した。その後、本拠地である渋谷で自社開発した大規模複合施設「渋谷ヒカリエ」の開業準備室に異動した。
世間の注目度が高い案件を急きょ担当することになった。慣れない中でオフィステナントと入居調整などに奔走した。試行錯誤しながら開業にこぎ着けることができた。
現在は地下化した東急東横線の地上部で開発が進む大規模複合施設「渋谷ストリーム」や、「渋谷ブリッジ」の開業に向けた業務全般を担当する。
「渋谷などの注目される大プロジェクトだから頑張るのではなく、東急線沿線の暮らしを愛している方たちにとって、より喜んでもらえる街を追求することにこだわりたい」と意気込みを語る。
(営業部課長補佐、すぎもと・りな)
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