2018年6月5日火曜日

【回転窓】梅雨を迎えるこの時期に

今年の梅雨入りは例年に比べ早いよう。先月28日までに四国以西が梅雨を迎え、気象庁の見通しによると今週中には中国から関東甲信の各地で梅雨入りする可能性があるという▼真夏に必要な水を蓄える貴重な時期なのだが、高温多湿のぐずついた日々が続くと、どうしても気分はすっきりしない。大雨による災害も発生しやすくなるので、いつも以上に注意が必要になる▼国土交通省九州地方整備局と福岡管区気象台が災害対応の連携を深め、万が一の事態が起こった場合、迅速な被災地支援を目指す取り組みを始めた。昨年7月に発生した九州北部豪雨は記憶に新しく、それ以前にも九州各地は大雨による災害に見舞われてきた▼両者は今後、緊急災害対策派遣隊(テックフォース)の活動で協力したり、合同調査を拡充したりなどさまざまな活動で協力関係を深めるそう。5月1日に気象庁が創設した防災対応支援チーム(JETT)も九州地方では、テックフォースの一員として被災地での活動に当たる▼備えあれば憂い無しとは言っても自然相手では何が起こるか分からない。九州での取り組みが広がるよう期待したい。

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