東京都議会の18年第2回定例会の代表質問が19日に行われ、小池百合子知事は千代田区の日比谷公園にある日比谷公会堂と大音楽堂(野音)について、民間活力を生かして再整備する方針を表明した。
荒木千陽都議(都民ファーストの会)の質問に対する答弁。都は、更新時期を迎えた主要施設の改修や園内のバリアフリー化、サインの多言語化などに向けた日比谷公園のグランドデザインを検討している。日比谷公会堂と野音の一帯は、街に開かれたにぎわいを創出するゾーンに造り替える見通し。
公会堂は耐震強度の不足で閉館が続いている。知事は「次世代に継承すべき財産。耐震化では意匠の保全を基本に力を尽くす」と強調した。野音については「2020年東京五輪の機運の活性化のため、積極的に活用する」と述べた。五輪後に文化発信拠点としての魅力を高めた公会堂、野音へ再整備する。
検討中のグランドデザインには、公園の周辺施設・団体などでつくる「日比谷公園エリマネ協議会」の設立も盛り込む方向だ。想定している構成員は都、千代田区、地元自治会、エリアマネジメント組織、店舗事業者、ボランティア、指定管理者など。官民連携の公園づくりのための事業者は公募で別途選定する見通し。
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