栃木県は21日、宇都宮市の総合スポーツゾーンに建設中の新スタジアム工事現場で、市民向け見学会を開いた。
午前と午後の2回で計約90人が参加し、工事の様子や750トンのつり上げ能力を持つ巨大クレーンなどを見て回った。20年度の供用開始を予定しており、2020年東京五輪のキャンプ地や22年栃木国体のメイン会場などとして利用される。
建設地は西川田2。規模は4階建て延べ4万2168平方メートル。躯体がRC・SRC造、屋根がS造となっている。陸上競技場兼サッカー場で、観客席数は約2万5000席。現在は基礎部分や1~2階の躯体部分の工事がほぼ完了し、上部のスタンド工事を進めている。
県の分田久貴県土整備部総合スポーツゾーン整備室長は「県職員と施工業者が一丸となって、県民に愛され県民が誇れる施設整備に努めたい」と語った。鹿島JVの石井正樹所長は「非常に期待が大きい施設であり、無事故・無災害で工事を完成させたい」と述べた。総合スポーツゾーンには新武道館や新体育館・屋内水泳場なども整備される。
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