2018年6月22日金曜日

【シンプルで使いやすい平面計画を評価】新香川県立体育館設計プロポ(高松市)、最優秀者にSANAA事務所

SANAA事務所が提案した新香川県立体育館のイメージ
香川県は、「新香川県立体育館基本・実施設計業務」の委託先を決める公募型プロポーザルで最優秀者にSANAA事務所を選定した。デザインが瀬戸内海の島々や讃岐平野にある山々の風景への連続性を感じさせることやシンプルで使いやすい平面計画が評価された。

 同事務所の提案は「海と山と空に呼応する公園のような体育館」をコンセプトに、高さを低く抑えた一枚の大きな屋根が三つのドームを覆う施設。構造は単層鉄骨グリッドドームとつり屋根。スタンドはRC架構で構成し、客席は工場生産のPC段床を使用する。

 面積はメインアリーナ、サブアリーナ、武道場、会議室、レストランなど合計2万9698平方メートル。概算工事費は地業工事約12億35百万円、躯体工事約47億50百万円、内外装工事約20億90百万円、機械設備工事約18億76百万円、電気設備工事約12億51百万円、地盤改良工事約10億円、共通費約35億44百万円など合計約172億72百万円。

 今後のスケジュールは18~20年度に基本・実施設計、20年度に工事発注手続き、21~23年度に建設工事、23年度のオープンとしている。

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