2018年6月25日月曜日

【凜】東京・葛飾区都市整備部・時野谷彩夏さん

 ◇自然豊かな街づくりに貢献したい◇

 大学時代に森林の生態系を学び、「自然を守る仕事がしたい」と考えるようになった。出身地は埼玉県。首都圏で働きたいという思いも重なり、「都市と自然との在り方を考えた時に公園や街路樹が思い浮かんだ」。志望した造園職として葛飾区役所で働くこととなった。

 最初に配属された都市整備部道路補修課では街路樹の維持管理に携わった。4年目から現在の部署に移り、公園や児童遊園の新設・改修工事の設計・監理を担当している。

 関わった公園ができあがることに「仕事が形に残っていく」と感慨深げ。「多くの住民に使ってほしい」とも願い、整備に携わった者として「ずっと見守っていきたい」と未来の姿に思いをはせる。

 監理の仕事では施工業者を指導する立場となるが、現場で働く職人は経験が豊富な人ばかり。「分からないことを素直に聞き勉強させてもらっている」という。職人とコミュニケーションを深めることにも余念がない。

 用地選定など上流段階の仕事にも興味が湧いてきた。事業全体を通して「業務の流れを理解し、自然豊かな街づくりに貢献したい」。

 休日に公園へ訪れることも多い。設置を検討している遊具があるなど、気になる公園があれば多少遠方でも足を伸ばす。訪れた公園で「ベンチに座って友達とおしゃべりする」ことも楽しみの一つだ。

 (公園課建設係、ときのや・あやか)

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