2018年6月11日月曜日

【鹿児島・三反園訓知事が方針表明】新総合体育館整備、建設候補地は県工業試験場跡地に

鹿児島県の三反園訓知事は7日、開会中の定例県議会で新たな総合体育館の整備場所についてJR鹿児島中央駅西口地区の県工業試験場跡地(鹿児島市武、敷地面積約1ヘクタール)が最適との意向を表明した。

 隣接する日本郵便の所有地(約5700平方メートル)も取得して整備したい考えで今後、同社と協議を進める。18年度中に施設の規模や機能、整備スケジュールなどを盛り込んだ基本構想を策定する。

 三反園知事は「鹿児島の陸の玄関口であり、県内の中心である鹿児島中央駅に隣接する県工業試験場跡地が最適」と述べ、利便性の高い場所に整備するのが望ましいとの考えを示した。

 西口地区には県工業試験場跡地に隣接しJR九州と日本郵便の所有地があり、開発の在り方を検討するため県、JR、日本郵便、市で2006年に連絡会を立ち上げていたが、具体的な方針は示されていなかった。

 新たな総合体育館の建設では県が設置した有識者らの検討委員会が17年度、既存施設の老朽化などを理由に多目的利用が可能な「アリーナ的概念の施設」を早期に整備することが必要とする提言をまとめていた。基本構想はコンサルタントに業務委託し策定する意向で近く委託手続きに入るもようだ。

 新総合体育館の整備プロジェクトでは2月、経済産業省が地方都市における総合体育館からアリーナへの改革モデルのケーススタディーとして、鹿児島県の事業を実施した場合の簡易シミュレーション結果を公表している。

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