2018年6月13日水曜日

【総延べ8・2万平米の複合施設提案】りんくう中央公園用地国際観光施設整備、最優秀提案者にSPセティア日本法人

 大阪府泉佐野市は、りんくう中央公園(りんくう往来南6)の用地を売却した上で国際観光とMICE(国際的なイベント)施設を整備する事業者を決める公募で、セティア・インターナショナル・ジャパン(東京都港区)を最優秀提案者に選定した。

 マレーシアの不動産開発会社であるSP Setiaの日本法人で、同社だけが提案に参加した。6月市議会での議決を経て土地売却の本契約を締結する。提案売却価格は15億5500万円だった。

 事業対象地は現在、りんくう中央公園グラウンドとして使用されている敷地約2万平方メートル。提案によれば、事業用地には四つ星ホテルやコンベンションホール、物販・飲食店舗、サービスアパートメント(住宅)などを含む複合型施設の整備を想定する。

 施設概要は建築面積が約1万1000平方メートル、施設全体の延べ面積が約8万2000平方メートル。住戸棟(27階建て、375戸)とホテル棟(18階建て、315室)の高層棟2棟を中低層のフロア棟(6階建て)で接続する。

 フロア棟にはコンベンションホールや商業施設などの入居を予定する。今後、事業者は市に代金を納入した後、18年度内にも設計に着手する。20年夏ごろに着工し、23年初めごろの施設完成を目指す。

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