中央が大賞に選ばれた松本さん |
実行委は、内閣府宇宙開発戦略推進事務局、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ANAホールディングス、三井物産、大林組、スカパーJSAT。最終選抜会は東京都港区の六本木ニコファーレで行われた。約300の応募があり、15者が最終のプレゼンテーションに臨んだ。会場の様子はインターネットの動画中継サイト「ニコニコ動画」で生放送された。
松本さんはスポンサー賞のスカパーJSAT賞も同時受賞。女優の剛力彩芽さんから花束を贈られ、「いろいろな人に協力してもらいながら事業化に向けて進みたい」と喜びを語った。高田修三内閣府宇宙開発戦略推進事務局長は「実現可能性と革新性を備えた提案。世界的な新市場の開拓に期待している」と講評した。
宇宙飛行士の山崎直子さんは「元気を頂くアイデアが多く、宇宙の可能性を教えてもらった」とコンテストを総括。松山政司内閣府宇宙担当相は「来年度以降もこの取り組みを継続したい」と述べた。
スポンサー賞のうち、大林組賞には日大理工学部の研究者6人で構成するチーム「TRY FORCE」の「宇宙テザー技術をつかった宇宙環境計測技術の開発」が選ばれ、同社の梶田直揮常務執行役員技術本部副本部長が「当社が考える未来構想と合致する。一緒に技術開発に取り組みたい」と選考理由を説明した。
大林組の社員が参加した2チームもファイナリストに残り、チーム「ハプティクスターズ」の「力触覚技術を適用したロボットアームによる宇宙での作業の高機能化」が審査員特別賞に選ばれた。
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