日本電波塔(東京都港区、前田伸社長)は大規模改修に入っている東京タワー(東京都港区)のうち、リニューアルが完成した特別展望台(トップデッキ、高さ250メートル)を3日から一般開放する。
現在、大展望台(メインデッキ、高さ150メートル)の改修を実施中。18年内には外装の鉄骨の塗装工事も着手する見込み。2020年東京五輪までに全体完成させ、国内外から観光客を迎えたい考えだ。
同社は2月28日、トップデッキやメインデッキを巡る体験型展望ツアー「トップデッキツアー」の内容を報道陣に公開した。
リニューアル後のトップデッキは、形や大きさの異なる複数の鏡で仕上げたジオメトリック(幾何学模様)ミラーが印象的なデザイン。LED照明で室内照明の色彩を変化させる演出で、日々進化する「未来の東京」を表現する。タワー内には、2面を厚さ15ミリのガラスで仕上げたエレベーターなどトップデッキ専用の設備も新設した。
リニューアルの設計は日建設計、建築設備施工は竹中工務店、トップデッキの内装デザインはKAZ SHIRANE、内装設計・施工は電通、日展、ドリームスタジオが担当した。
メインデッキは営業を継続しながら東西南北4面の窓をすべて取り換える。これまで縦長の窓を4分割していたサッシも3分割に変更するほか、一番下のサッシにあった縦格子も外し、子どもや車いすの利用者など幅広い層が眺望を楽しめるようにする。
窓の工事は19年8月に完了する見込み。同デッキの内装改修も実施する方針だ。設計は日建設計、施工は竹中工務店が担当している。
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