土木学会(家田仁会長)は4月から、ウェブ版の土木情報誌『from DOBOKU(フロムドボク)』を発刊する。専用ホームページを開設し、土木好きが土木を語る土木好きのための情報を発信していく。
土木工学分野の博士で、リアルインフラツーリズムの先駆者として土木の魅力や役割を伝えるために結成した「噂(うわさ)の土木応援チームデミーとマツ」コンビが編集長を務める。
ダムマニアや橋好き、地下水路好き、坂好き、ジャンクションマニアといった土木の「偏愛」を毎月テーマに設定。文章や写真、イラスト、動画などを掲載していく。土木工学の専門家やインフラ管理支援のボランティア、土木工学を志す学生が編集委員として加わる。
編集長に就任したデミマツコンビの一人、松永昭吾氏が30日の記者会見にリモートで参加した。松永氏は「土木界は一般市民とのコミュニケーションが不足している」と問題提起した。
自然災害が多発する中、「復旧・復興を支える土木従事者の活動を十分に伝え切れていない」と指摘。上下水道整備など衛生工学分野の活動を挙げ「疫病対策でも重要な役割を担っている」とした。「多くの皆さんに関心を持ってもらい、愛してもらい、互いに情報共有していきたい」と話した。
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