2021年3月25日木曜日

【運営開始は2025年春】新県立体育館整備・運営(名古屋市北区)、愛知県と前田建設らが基本協定書交換

  愛知県新体育館整備・運営等事業の基本協定調印式が24日に名古屋市内のホテルで開かれ、県と事業者の「Aichi Smart Arenaグループ」(代表企業・前田建設、NTTドコモ)が基本協定を結んだ。

 新体育館の建設地は北区名城1の名城公園北園内(約4・6ヘクタール)。中区二の丸にある現体育館を移転する。

 県は事業実施に当たり、「BT(建設・移管)方式のPFI+コンセッション(公共施設等運営権)方式」を採用。一般競争入札(総合評価方式)を20年8月に公告した。所定の手続きを経て今年2月に同グループを事業者に選定した。

 グループの構成員は▽Anschutz Sports Holdings▽三井住友ファイナンス&リース▽東急▽中部日本放送▽日本政策投資銀行▽クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド-の6社。隈研吾建築都市設計事務所とマニカ・アーキテクチャー、大建設計の3社が協力企業としてプロジェクトに参画する。

 同グループの提案によると、メインアリーナとサブアリーナ、多目的ホールを中心とする建物は、RC・S造5階建て延べ5万8400平方メートルの規模。メインアリーナの収容人数は最大1万7000人(立ち見含む)を計画している。

 設計・建設期間は21年6月~25年3月、維持管理・運営期間は25年4月~55年3月(30年間)。同グループの構成員が全額出資で設立する特別目的会社(SPC)が統括マネジメント、設計・建設、維持管理、運営の各業務を担う。

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