鉄道のダイヤ改正は日常利用者だけでなく鉄道ファンも注目している。13日の改正で、通勤で使うJR東海道線の東京~小田原駅間は、朝・夕夜間に運転していた「湘南ライナー」が姿を消した▼今年に入り改正前に走る電車の姿をカメラに収めようと、駅ホームに鉄道ファンの「撮り鉄」の人数が増えた。シャッターチャンスを逃すまいと真剣な表情でファインダーをのぞく姿。通勤電車で窓越しに彼らの姿を眺めるのが楽しみの一つになった▼最終運行だった12日は、沿線の撮影スポットでも多くの人を見掛けた。集音マイクで駅構内のスピーカーから運行案内を録音する「録り鉄」の姿も。「乗り鉄」もいたのか、乗客がいつもより多いように感じた▼ファンたちの熱気を受け、自分も懐からスマートフォンを取り出し、普通列車と並走する湘南ライナーを記念に撮影。ピントや構図は甘かったが、セーラー帽をかぶったカモメの絵柄のヘッドマークが付いた後尾車両が撮れた▼後継にはホームライナーから格上げされた特急「湘南」が新車両でデビュー。沿線住民はもちろん、鉄道ファンにも愛される列車になるよう願いたい。
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