2021年3月25日木曜日

【京都市南区にデジタルミュージアム】京都駅東南部市有地活用、契約候補にチームラボら選定

 京都市は「京都駅東南部エリアにおける市有地の活用に係る契約候補事業者」を選定する公募型プロポーザルで、京都駅東南部エリアプロジェクト有限責任事業組合(代表・チームラボ)を契約候補事業者に選定した。6月ごろに基本協定を締結する予定だ。

 人口減少や高齢化の進展が課題となっている京都駅東南部エリアに、文化芸術の「新たな価値を生み出す創造・発信拠点」を誘致し、若者を中心とした新たな人の流れを生み出す。対象地は南区東九条東岩本町19の1ほかの5094平方メートル(市有地B)と、その北側隣接地の1487平方メートル(市有地A)。

 提案によると、同者は市有地A・Bを借り受け、敷地内にチームラボの作品を常設展示するデジタルアートミュージアムやアートギャラリー、市民ギャラリーなどで構成するアート複合施設を整備する考え=整備イメージ。規模は床面積7500~9000平方メートルを想定。貸付希望期間は60年間、貸付希望価格は年額4000万円。

 プロポーザルには2者が参加し、京都駅東南部エリアプロジェクト有限責任事業組合は最上位となる100点中92・3点の評価点を獲得。同者の提案については「エリアの魅力向上と活性化につなげようとする具体的な内容が伴っている」ことや「多様な文化芸術関係者と市民が交流する機会が創出されている」ことなどが評価された。

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