YKKグループは4月1日に社服を刷新する。28年ぶりのリニューアルで、紺色を基調としたツートンカラーを採用するとともに、機能性や快適性を高めた。社員からの意見を取り入れており、「全従業員の思いを込めて作った」(大谷裕明社長)。グループ全社でデザインを統一し、一体感を醸し出していく。
ブルゾンは、だぼつきを無くすとともに、しゃがんだ時に背中が見えないようシルエットに工夫した。スリムな作りでフィット感があると同時に、素材の伸縮性も高めることで動きやすくしている。夏服は、長袖と半袖を用意。軽量化してストレッチ性を高めている。
「モチベーションが上がり、会社の顔になるような普遍的な社服を目指した」とデザイナーの天津憂さん。同社グループの経営思想である「善の巡環」を、円がモチーフのデザインで表現した。
最終的には回収して解体し、リサイクルに回す。社服を通じたサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実践に挑戦する。YKKAPの堀秀充社長は「社服に思いと誇りを込めて発展していければ」と期待を込める。
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