スズメは日本人に最も身近な野鳥といって差し支えないだろう。都会では数が減っていると聞くが、新潟市内では田畑に集まって餌を探す姿をよく見掛ける◆通勤途中にある駐車場では時に数十羽が餌をついばんでいる光景に出くわす。定期的に餌をあげる人がいるのだろう。そんな餌付けされているようなスズメたちも決して人に近づこうとはしない。そばに寄ろうとすると一斉に飛び立ってしまう◆だが、都会には人を恐れないスズメもいるように感じる。たまに行く神宮球場では学生野球の開催中、スタンド内にスズメがかなりやってくる。神宮外苑には緑が多く、ねぐらと餌に事欠かないのか、条件さえ整えば都会でもスズメが増える素地はあると思える◆神宮のスズメだが餌をねだっているのか足のすぐ近くまで寄ってくる光景をよく見掛ける。さすがに体へ乗ることはないが、田舎のスズメでは考えられない行動だ。神宮球場ではまもなく東京六大学、東都大学のリーグ戦が始まる。神宮といえばヤクルト。マスコットはツバメなのだが、人懐こいスズメに会える場所でもある。(石)
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