東急不動産は10日、栃木県日光市で会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブVIALA鬼怒川渓翠」の建設に着手したと発表した。
鬼怒川渓谷沿いの立地を生かした自然が間近に感じられる施設になる。設計監理は東急設計コンサルタント。三井住友建設の施工で2022年9月末の竣工、同12月下旬の開業を目指す。
計画地は鬼怒川温泉大原中妻334の1ほか(敷地面積1万2719平方メートル)。東武鉄道の東武ワールドスクウェア駅から徒歩3分に位置する。隣接地には1992年開業のホテル「東急ハーヴェストクラブ鬼怒川」がある。
安全祈願祭を2月22日に開き今月1日着工した。建設する施設はRC一部S造地下1階地上6階建て延べ9813平方メートル。客室数は58室。渓谷の原風景を一望できるテラス、自家源泉を利用した温泉大浴場などを配置する。
コロナ禍で新たな働き方として拡大するワーケーションの利用にも対応。バルコニー部分をガラス張りにして室内と一体化し、引き戸を閉めることで集中して作業できる「コンサバトリータイプ」の客室を用意する。炎を囲みながらチームの連帯感を生む「ファイヤーピット」も設ける。長期宿泊を希望する声が多いことから、7泊8日まで予約できるオプションも用意する。
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